Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Leggi 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 224.569 caratteri · 451 schermate

Aozora Bunko

ジリジリ迫る恋の手管

そこが付け目さ、けっく幸い! そろそろ仕事にかかろうかね。さあてどのへんから切り込んで行こう」

またも聞こえる水調子。――

※(歌記号、1-3-28)翼やすめよ禿松

「おや、おかしいねえ、あの唄声、妾にゃア何んだか聞き覚えがあるよ」

八重梅耳を澄ましたが、ブッと吹き出したものである。

ジリジリ迫る恋の手管

二階から聞こえる河東節、耳を澄ました荻野八重梅、ブッと吹き出したものである。

「燈籠もいらず掻き立てず、それからズッと後へかえり、翼やすめよ禿松、オヤオヤそうするとあのお客さん、ひどく玉菊が得意だと見える、随分ああいうお客さんがあるよ、小唄一つだけ知っていて、それだけ唄うお客さんがね。……玉菊だけが大得意! 聞き覚えのあるあの唄声! これなら妾にだってすぐ解る、一座の阪東薪十郎だあね。……だがそれにしてもあの薪公、妾がここにいることを、知っているんじゃアないかしら? ……ちょっとこいつはあぶないぞ! ……いやらしく妾に付きまとうあいつ! 曰がなけりゃアならないねえ」

ちょっと考えたものである。

「まあいいや」と気を変えてしまった。

寝ている幹之介を見下ろしたが、