Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Leggi 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 224.569 caratteri · 451 schermate
蝮酒屋の主人四人をかくまう
尚色々お話しなども、承まわりとう存じます」
「さようさな」と薬草道人、ちょっと小首をかしげたが、「没義道に振り切って帰るのも、せっかくのご親切を無にするというもの。ではご厄介になりましょうかな。しかしもちろんわしばかりでなく、ここにいる大勢のモカさん達も、一緒にお世話くださいましょうな」
「いずれなりともお言葉通りに」
「みんな私のお友達でな、一緒にいないと寂しくていけない。……ええとところで夜具布団だが、立派な絹布でございましょうな?」
「は、さようにございます」
「私は絹物が嫌いでな。あいつを見ると詩を思い出す。唐の無名氏の蚕婦という詩をな。昨日城廓ニ到ル、帰来涙巾ニ満ツ、遍身綺羅ノ者、是養蚕ノ人ニアラズ。……私の好きなは木綿だよ」
「それでは新しく木綿をもって、仕立てさせることに致しましょう」
「なにさなにさそれには及ばぬ。新しく仕立てればそれだけ費え、無駄な費用はかけない方がよろしい。そうまで私はこだわらないよ。ありあわせの絹物で結構だ。だがその代りモカさん達にも、同じ絹布の夜具を着せ、同じにあつかってくださるようにな」
「かしこまりましてございます」
「これで決まった、逗留逗留! さてモカさんよ、はしゃぐがよろしい。