Classici giapponesi con furigana
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
Leggi 宮本武蔵(七) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 350.912 caratteri · 702 schermate
さだめし三代目の忠利公も、みやびたる公卿風の人か、御殿育ちの若殿だろうと考えていた小次郎は、ちょっと、その体に、意外な眼をみはっていた。
よく拭きもしない足をすぐ草履にのせて、ずかずかと忠利は、弓場へ戻って来た。そして、さっきからまごついている岩間角兵衛の顔を見ると、思い出したように、
「角兵衛、会おうか」
と、幕の日陰へ床几を置かせ、九曜の紋を後ろにして腰かけた。
角兵衛に麾かれて、小次郎は彼の前にひざまずいた。人材を愛し、士を遇することに厚かったこの時代では、一応、謁見をうける者からそういう礼は執るが、すぐ忠利の方でも、
「床几を遣わせ」
と、いった。
床几を受ければ客である。小次郎は膝を上げて、
「おゆるしを」
会釈しながら、それへ腰をおろして、忠利と対いあった。
「仔細、角兵衛から聞いておるが、生国は岩国と申すか」
「御意にござります」
「岩国の吉川広家公は英邁の聞えが高い。そちの父祖も、吉川家に随身の者か」
「遠くは近江の佐々木が一族と聞いておりますなれど、室町殿滅亡後、母方の里へひそみました由で、吉川家の禄は喰んでおりませぬ」
などと家系や、縁類などの質問があって後、