Classici giapponesi con furigana
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
Leggi 宮本武蔵(七) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 350.912 caratteri · 702 schermate
五
それから今日まで、大蔵どのの仕事を助けて参りましたが――でも泥棒呼ばわりなどは心外の極みです。わたくしも武蔵先生の弟子、おそばを離れてからでも、お師匠さまの精神とは、一日も別れてはいないつもりですから」
五
城太郎は、いいつづけた。
「――大蔵どのと私とは、天地の神祇に誓って、自分らの目的は、他人にもらすまいと約していますので、それが何かは、たとえ沢庵様であろうと、語るわけに参りませんが、お師匠さまの武蔵様が、宝蔵破りの冤罪をきて、秩父の牢へお曳かれになったとあっては、知らぬ顔はしておられません。明日にでもすぐ秩父へ行って、下手人はこの身であると、自首いたして、お師匠さまを獄舎から解いておもどし致します」
彼の語るのを、沢庵はだまったまま、ただ頷き頷き聞いていたが、その時ふと顔を上げ、
「では、宝蔵破りの仕事は、おまえと大蔵の仕業には相違ないのじゃな」
「はい」
城太郎のその答えは俯仰天地に恥じないといったような語気を持っていた。
ぎらっと、沢庵は、その眼を見つめた。城太郎は、前の言葉に似ず、つい眼を伏せてしまった。
「じゃあ、やはり泥棒じゃないか」
「いえ。