Classici giapponesi con furigana
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
Leggi 宮本武蔵(七) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 350.912 caratteri · 702 schermate
七
そして、酒もりが始まった。
――というても、芋の煮たのや、木の芽味噌の筍や、せいぜい干し魚ぐらいな、この辺の農家の馳走ぐらいな質素ではあったが。
しかし、豪笑快語、酒と話は、はずんで来た。
七
打ちとけて、酒と話がはずんで来たので、武蔵は初めて、
「お睦じい、そしてふしぎなご会合に、折よく来合せて、拙者も共に興に入り申した。――しかし最前からの事々、馬沓を作ったり、それをまた、三方にのせて伏し拝み、郷土やお城へ向って、改めて礼をなされたり――これは一体どうしたことでござるのか」
訊ねると、
「よう訊いて下された。ご不審はごもっともじゃ」
と、内海孫兵衛丞は、待っていたように、こう話した。
慶長五年。関ヶ原の戦に敗れた新免家の侍たちは、あらかた九州へ落ちて来た。
こう六人の者も敗残者の一組だった。
元より衣食の途はつかず、というて、身寄り頼りに縋って、さもしい頭も下げきれず、また、渇しても盗泉の水はくらわず――と頑固に持して、一同、この街道の橋袂に、貧しい納屋一軒借りうけ、槍だこに鍛えられている手で、馬の沓を作っていた。
ここ三年が間は、往来の馬子に、自分らで作った馬沓を売り鬻いで、細々ながら喰べていたが、