Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 196.229 caratteri · 389 schermate

Aozora Bunko

艶虜人

一

そうはいかない。

与の公、まるでダニみたいな男で、ズルズルべったりにつれになってしまった。

妙な組みあわせの同行二人。

今この程ヶ谷の夜の町。

ふと唄いだした与吉の、伊賀の暴れん坊の歌を、お藤が止めたときです。

「コレコレそこへ行く二人」

声がした。

艶虜人

一

「アッ! 柳生対馬守とあらア」

本陣の前を通りながら、与吉がさきに見つけたのだ。

出たとこ勝負の二人なんです。与吉は、儀作からうばったこの壺をぶらさげて、ほどあいを見はからって江戸へ帰ろうという心。

江戸では、峰の殿様が待っていらっしゃる。

が、しかし、これからすぐ江戸へ……とお藤姐御に言ってみたところで、おいソレと引っかえす櫛巻のお藤ではない。といって壺をかついで一人でノコノコ江戸入りするのは、危険千番。

さいわいここで、お藤というものを発見したのだから、二人連れの旅芸人と見せかけて、でたらめの唄でもうたいながら、せめて箱根の手前ぐらいまで行ったのち、お藤のお天気のよいときに、江戸へ戻ろうとすすめても、遅くはない。

こういうはらだから、与の公、手拭を吉原かぶりに、聞きおぼえの新内などうなりながら、今宵さしかかったのがこの程ヶ谷の宿だ。