Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 196.229 caratteri · 389 schermate

Aozora Bunko

「何やら、先方から苦情が出ましてナ、今朝の立ちあいは中止になりましたて。丹波めと源三郎様と、まだいろいろと論議しておられましたが、私は、そのままにして帰ってまいりました。あの分では、妻恋坂の道場では、まだ当分にらみ合いがつづくことでございましょう」

などと、いいかげんな報告をして、殿の御前をとりつくろってしまった。

そして、その翌々日。

主君対馬守のお供をして、この日光の現場へ向け、江戸を発足したのでした。

へんてこな腰元として、対馬守様のお側近く使われている櫛巻のお藤姐御。さては、こけ猿の壺の真偽鑑定役に、はるばる伊賀の柳生の庄から引っぱり出されてきた奇跡的老齢者、あのお茶師の一風宗匠、この二人をはじめ。

それから。

高大之進を隊長に、こけ猿探索を使命とする尚兵館の連中、これらは、まだ、まだ江戸の上屋敷に残されていて、一緒に日光に来ているのではありません。

そこで。

何しろ主君のすぐ下にあって、慣れない普請の指揮をするのですから、田丸主水、からだがいくつあってもたまらないほどの忙しさ。

「ええと、人夫は、二十五歳から五十歳まででしたナ。永銭で昼夜の手当、および昼飯料をくだされる……確かそうでございましたな?」