Classici giapponesi con furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 196.229 caratteri · 389 schermate
どもは一刻を争い、このおとし穴を埋めてしまえ。手ぬかりのないようにいたせよ」
戸板にのせ、白布でおおった身がわりの死骸と。
真っ黒に焼けた、にせのこけ猿と。
この二つを先にたてた峰丹波の一行。
お蓮様を中に、さながら葬式の行列よろしく、闇をふくんで粛々と寮の焼け跡へさしかかった。
月のない夜は、ふむ影もない。
つい一昼夜前まで、このあたりにめずらしい、数寄をこらした寮の建物のあったあたり、焼け木が横たわり、水と灰によごれた畳、建具がちらばり……まだ焼け跡の整理もついていない。
何一つ落ちてもいないのに、食をあさる痩せ犬も、ものさびしい。
行列の殿をおさえて行く峰丹波ガッシリしたからだをそこで立ちどまらせて、穴埋めの役割の連中へ、そう最後の命令をくだした。
町人体、百姓風に扮した道場の弟子ども、いま、手に手に小屋にあった農具を持って、葬列を見送りかたがた、ここまでいっしょに来たところだ。
別れるのだ、ここで。
丹波とお蓮様は、悲しみの顔をつくって、殊勝げに、これからショボショボと妻恋坂へ。
残る穴埋め係の中から、宰領格の結城左京が進み出て、
「御師範代、御心配無用」