Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 196.229 caratteri · 389 schermate

Aozora Bunko

「おうイ! 伊賀の暴れん坊とやら、あんまり荒っぽいこたアしねえがいいぜ。それから丹下の殿様、お藤の姐御、また江戸でお眼にかかることもありやしょう。泰軒先生が言いやしたヨ。君子あやうきに近よらずッてね、ヘッヘッヘ」

と遠くの街道からこのとき捨て台詞の流れてくるのに、振りかえってみれば。

逃げ足のはやいのが、このつづみの与吉の性得。もうドンドン江戸のほうへ引っかえしかけて、はやその姿は、わらじの蹴あげる土煙に、消えさってしまった。

はからずもここに、ふたたび顔を会わせた伊賀の暴れん坊と丹下左膳。

両雄。

剣技をきそう烈々たる敵心をつつむに、一見旧友のごとき談笑のうちに、美女二人を加えての一行七人、小山から小金井、下石橋、あれからかけて、やがてのことに大沢、今市と、おいおい日光へ……。

永遠の疑問符

一

一足さきに日光へ着いた泰軒先生とチョビ安、造営奉行所へまともに願い出たところで、作阿弥に会わせてもらえるわけはないから、町の噂、人の口裏を、それとなく聞きだし、つづり合わせて考えると……。

霧降りの滝の近くの谷に、さきごろから小屋を結んで、誰をも近づけずに、何やら仕事をしている一人の老人があるとのこと。