Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Leggi 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 224.569 caratteri · 451 schermate

Aozora Bunko

「死にたくなるねえ、あれを聞くと」

「俺もそうだよ、死にたくなるなあ」

※(歌記号、1-3-28)本来空の明りには

「俺には明りなんかありゃアしない」

「お聞きなさりませ、黙ってね」

※(歌記号、1-3-28)実に燈すべき提灯も

「消えっちまえよ! そんな提灯!」

「黙ってお聞きなさりませ」

※(歌記号、1-3-28)燈籠もいらず掻き立てず

「燈籠も消えろ! 面白くない」幹之介ゴロリと寝たものである。彼の心は苦しいのである。逢えて嬉しい! それはよい、だが云わなければならないだろう、――行き詰まっている境遇を! 云ったら何んというだろう? 相手は芸人、女役者、金の切れ目が縁の切れ目、さようならと云うかもしれぬ。そうなったら逢い終い! 今夜が最後の別れである! ……もうこの嬌態も見ることは出来ない! 他人とならなければならないだろう! だがそれにしても美しいなあ!」

逢って見て一層幹之介、恋煩悩に捉われたのである。

荻野八重梅敏感である。早くも様子を見てとった。「ひどく悩んでいるらしいよ。ここどうやら二月ほど、苦しい様子を見せていたが、金に詰まっているらしい。