Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Leggi 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 224.569 caratteri · 451 schermate
その枕もとに薬がある。お仙か浜路かが親切にも、煎じてくれたものだろう。
その横に浜路が坐っている。何んの変ったところもない。昔通りのよい浜路だ。しばらく静養したためか、血色もよければ肉も附き、それに都にいたためか、御岳にいた時より優雅に見える。
「いくらかよろしゅうございますか?」こう訊いたのはその浜路。
「はい有難う存じます。いくらかよいようではございますが、でもやっぱり横腹の辺が」
八重梅嘘を云っている。横っ腹など痛む筈がない。はなから病気ではないのだから。……しかし病気と云っているので、浜路にはどうやら心配らしい。
「困ったことでございますね。でもご心配なさいますな。間もなく癒るでございましょう。すっかりよろしくなるまでは、ここにおいでなさいませ、ちっとも遠慮はいりません。ここのご主人はご親切、難儀な人だと見て取ると、いくらでもお助けくださいます」
「はいはい有難うございますが、いえそうしてもおられません、そろそろお暇を致さねば……痛、痛、痛! また差し込みが!」
厭な女だ、芝居者だけに、どうにもシグサが本物に見える!
「妾すこし擦すりましょう」浜路正直にも寄って来た。