Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Leggi 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 224.569 caratteri · 451 schermate
と宗三郎、観念の眼をつむったが、天祐天祐中らない。
サッと飛び返り宗三郎、立ち木を楯にまた構えた。
「これ、水戸っぽ!」と多羅尾将監、大音声に呼ばわったが、丘をスルスルと中腹まで下り、
「今度こそ許さぬ、四本目の征矢! 受けたが最後、往生だ!」
キリキリキリと引き絞った。間は近い、将監も必死、放された矢は外れても、宗三郎の全身は、またも立ち木を離れるだろう、そこを目掛けて射かけようと、山窩の群は射手を揃え、鳴りをしずめて待っていた。
が、その時蹄の音! つづいて上った鬨の声! 馬上の浜路を真っ先に、五六十人の萩原住民、サーッと丘へのっ立てて来た。
「山窩だ山窩だ! 追っ払ってしまえ!」
「何を百姓! 料理ってしまえ!」
両軍ドッとぶつかった。元が侍の萩原仁右衛門、槍を揮って突き伏せる。
「山影様、山影様!」血走った声を上げながら、浜路は馬を縦横にあおる。
もう弓は役立たない。野太刀を抜いた山窩の群、人殺しには慣れている、敏捷に飛び廻って切り立てる。
なだれ落ちる両軍勢! ムラムラと野原へ散開した。武士ではないが萩原住民、気象は武士に劣らない。「一人も遁がすな! 一人も遁がすな!」