Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

みやもとむさし

宮本武蔵(七)

吉川 英治

Leggi 宮本武蔵(七) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 350.912 caratteri · 702 schermate

Aozora Bunko

浅慮なやつだ」

「犬死」

「そうだ、おまえは、自分という下手人さえ名乗って出たら、武蔵どのを免してもらえると考えているじゃろうが、世の中はそんなに甘くはない。おまえがわしにいわなかったことも、役所へ出れば残らず泥を吐かねば役人は納得せぬ。武蔵は武蔵として、獄舎に置いたまま、おまえの身は一年でも二年でも、生かしておいて拷問にかける。――きまっていることだ!」

「…………」

「それでも、犬死でないと思うか。真に、師の冤罪を雪ごうと思うならば、まずおまえ自身から身を雪いで見せねばなるまい。――それを役所で拷問にかけられてしたがよいか、それとも、この沢庵に向ってしたがよいか」

「…………」

「沢庵は仏陀の一弟子、わしが訊いたとて、わしが裁くわけでも何でもない。弥陀のお胸に問うてみる、取次ぎをして進ぜるのみだ」

「…………」

「それも嫌ならもう一つ方法がある。計らずもわしはゆうべ、おまえの父、青木丹左衛門にここで出会うたのじゃ。いかなる仏縁やら、すぐその後で子のおぬしにまた会おうとは。……丹左の行く先はわしが知辺の江戸の寺、どうせ死ぬならその父に一目会ってから行くがよかろう。