Classici giapponesi con furigana
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
Leggi 宮本武蔵(七) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 350.912 caratteri · 702 schermate
そもそも――といえば、余りに由来でもありそうだが、お通が飾磨の染屋にいることを、たまたま彼が知ったわけは、彼が父の丹左衛門と共に、近くの姫路へ定住していたおかげであって、この秋、浜奉行まで使いに来ることが繁く、その数度の往復のうちに、ふと垣間見て、
(よく似た人――)
と、注意していたことから、こういう彼女にも、危急にも、偶然、出会ったわけだった。
神の導きと、城太郎は思いがけない機縁に感謝した。同時に、お通に対しての、飽くなきおばばが迫害を、骨髄から憎んで、忘れかけていた数々の口惜しさまでを新たに思い出した。
(このばばを除かぬうちは、お通さんは、安心しては生きてゆかれない)
と考え、一時は殺意をさえ起したが、折角、父の丹左が城下に帰参したばかりでもあるし――元来うるさい山郷士の一族などと、事を構えてはと――その程度には大人らしくも思慮して、とに角うんと彼女を懲らしめ、そしてお通を無事に救えばよいと決めているのだった。
「ウウム。いい隠居所がある。おばば、こう来い」
城太郎は、彼女の襟がみをつかんで起たせようとしたが、ばばがべたりと地を抱いて起たないので、