Classici giapponesi con furigana
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みやもとむさし
宮本武蔵(七)
吉川 英治
Leggi 宮本武蔵(七) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 350.912 caratteri · 702 schermate
(ゆるして下されや。腹の癒ゆるまで、このばばをどんなにもして――)
その後のばばは、彼女の顔を見るごとに、懺悔の涙をながしていう。
お通はまた、
(勿体ない)
と、それをしも、かえって苦痛にして、自分の体には、以前からどことなく、こうした持病の芽があったので、決して、ばば様のせいではないとなぐさめる。
事実。お通には、そうした病の経歴がなくはない。数年前、京都の烏丸光広の館にいた頃も、幾月かを病に臥したことがあり、その折と今度と、朝夕の容態も、よく似ていた。
夕方になると、微熱が出て、軽い咳がともなった。目に見えぬほどずつ、体は痩せてゆき、その麗しい容貌は、よけい麗しさを増し、むしろその美はあまりに研がれ過ぎて来て、対語する者をして、ふと憂えしめるほどだった。
二
しかし――
彼女のひとみは、いつも欣びと希望にみちていた。
欣びとしては。
(おばば様が、自分の心を分って下すったのみか、同時に、武蔵様やすべての人達へも、御自身の過ちへお気がついて、生れ変ったような、優しいばば様になって下された――)
と、いう事実を眼に見、また、生きている希望としては、
(近いうちに)