후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
三
たことを想わしめる。遊女は元来がウカレメということであった。それが歌舞管絃の伎に携わっていて、それをアソビと謂い、アソビもまた偶然に同じ「遊」の漢字を宛てて弁じたので、どちらが元やら後には不明になったが、少なくとも遊行が一処不住の漂泊生涯を意味していたことは、遊行上人などの例を比べてみてもよく判る。遊行女婦だからいつでも田舎わたらいをしているのに、些しでも不審は無かったのである。それを何とやらん約束がちがうように、思わせ始めたのは近代の遊里文学の力であろう。実際またその頃から、女の旅をする者がめっきりと減った。歌比丘尼は市中の売女となって、やがてまた跡を斂めてしまった。そのために田舎はふたたび淋しくなり、悪い風儀と名づけられるものがそのかわりに起こった。我々の真面目に攻究しようとしている婚姻の制度なども、大きな影響を是から受けているのである。
三
『奥の細道』の文を読んでみると、わが翁を感傷せしめた一つ家の遊女らも、「定めなき契り、拙なき日々の業因」、今いう浮川竹の流れの身と、異なるところがないようであるが、彼らのような支度では、本式の田舎わたらいはできそうにも思われない。