일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もめんいぜんのこと

木綿以前の事

柳田 国男

柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면

아오조라 문고

四

あひ見まくほしは数々有りながら人につきなみまどひこそすれ

耳無しの山のくちなし得てしがな思ひの色の下染にせむ

などというのは、今なら至って微弱なるダジャレに過ぎないが、形が歌の通りでこんな意外な口合いを含んでいたのだから、あの時代の宮廷人は腹をかかえて笑ったに相違ないのである。

四

記録の上にはこの上代の誹諧は、僅かしか残っていないが、歌が盛んに流行してまたやや行詰まったという状態に達すると、すなわち新味のある誹諧が飛出して来た。水無瀬の離宮の風流の御遊びがいと盛んであった際には、古来の歌道の柿の本に対立して、新たに栗の本というたわれ歌の一団が生まれた。その一方を有心の座というに対して、是をまた無心の座とも申したそうである。しかも両者の名目こそは新しいが、この一種の逸脱はずっと前からあったらしいので、現に連歌というものが、元はそれ自身一つの誹諧であったかと思われ、すくなくとも今日伝わっているのは、笑うようなものばかりである。才分の豊かな男女の文人はいずれも少しずつこれに携わっていた。例えば和泉式部のごときは伝説かも知れないが、いつでも人の意表に出るような応酬をしていたように言われている。