후리가나로 읽는 일본 고전
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もめんいぜんのこと
木綿以前の事
柳田 国男
柳田 国男의 木綿以前の事(もめんいぜんのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 177,586자 · 348화면
年功と閲歴によって、順に頭役に押し上がって行くことは、真言宗などの次制も同じであった。それでいて監督がかなり厳しかったのだから、つまりは古来の慣例が固く守られたのである。村の農家の彼らに給与する物と数量、是を貰いにあるく時も人も定まっていた。その配当の率なども、不文ながら動かぬものであったが、全部新しい明治の政府からは公認せられなくなって、後には仕来りを守る者が無くなり、生活の根拠は覆ったのである。九州の盲僧などと比べてみて、仏寺の勢力の及ばなかったのが興味ある一つの特色であった。だから瞽女たちは儀式にも経は読まず、ただ段物の長い叙事詩を語った。つまり我々のいう遊芸が、彼らの公けの職分でもあったのである。その修業は相応に苦しいものであったという。良家の娘たちの不幸にして明を失った者は、親が嫁入のような支度を調えて、御前の家へ送り込んだ。それが年を積んでよい地位に経のぼって行くことは、尼寺などと異なるところがなかった。彼らの品行の今いう遊女とまるでちがっていたのは勿論である。それからこういう人たちは手引のために、眼の見える娘を育てて使ったが、それは奉公人と同じで、年頃になれば縁に付け、是にも絶対に叨らな行儀は無かったと謂っている。