후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(一)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 309,839자 · 622화면
――この漢を召捕ろうとするならば」と、背後にいる張飛へ、顎を振向けて、
「まず五百か千の人数をそろえてきて、半分以上の屍はつくる覚悟がなければからめ捕ることはできまい。諸君は、この翼徳張飛という人間が、どんな力量の漢か知るまいが、かつて、幽州の鴻家に仕えていた頃、重さ九十斤、長さ一丈八尺の蛇矛をふるって、黄巾賊の大軍中へ馳けこみ、屍山血河をつくって、半日の合戦に八百八屍の死骸を積み、張飛のことを、八百八屍将軍と綽名して、黄匪を戦慄させたという勇名のある漢だ。――それを、素手にもひとしい小人数で、からめ捕ろうなどは、檻へ入って、虎と組むようなもの、各が皆、死にたいという願いで、この漢へかまうなら知らぬこと、命知らずな真似はやめたらどうだ。生命の欲しい者は足もとの明るいうちに帰れ。ここは、かくいう雲長にまかせて、ひとまず引揚げろ」
雲長は、実に雄弁だった。一息にここまで演説して、まったく相手の気をのんでしまい、さらに語をついでいった。
「――こういったら諸公は、わしを何者ぞと疑い、また、巧みに張飛を逃がすのではないかと、疑心を抱くであろうが、さに非ず、不肖はかりそめにも、童学草舎を営み子弟の薫陶を任とし、常に聖賢の道を本義とし、国主を尊び、法令を遵守すべきことを、身にも守り、子弟に教えている雲長関羽という者である