후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(一)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 309,839자 · 622화면
。そして、これにいる翼徳張飛は、何をかくそう自身の義弟にあたる人間でもある。――だが、昨夜から今朝にかけて、張飛が官の吏兵を殺害し、関門を破り、酒の上で暴行したことを聞き及んで、ゆるしがたく思い、この上多くの犠牲を出さんよりは、義兄たるわが手に召捕りくれんものと、かくは身固め致して、官へ願い出で、宙を馳せてこれへ駆けつけてきたわけでござる――。張飛はこの雲長が召捕って、後刻、太守の県城へまで送り届けん。諸公は、ここの事実を見とどけて、その由、先へご報告おきねがう」
雲長は、沓をめぐらして、きっと張飛のほうへ今度は向きなおった。
そして、大喝一声、
「ここな不届き者っ」
と、鯨の鞭で、張飛の肩を打ちすえた。
張飛は、むかっとしたような眼をしたが、雲長はさらに、
「縛につけ」と、跳びかかって、張飛の両手を後ろへまわした。
張飛は、雲長の心を疑いかけたが、より以上、雲長の人物を信じる心のほうが強かった。
で――何か考えがあることだろうと、神妙に縄を受けて、大地へ坐ってしまった。
「見たか、諸公」
雲長は再び、呆っ気にとられている捕吏や兵の顔を見まわして、
「張飛は、後刻、それがしが県城へ直接参って渡すから、諸公は先へここを引揚げられい。