일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちけむりてんめいじん

血煙天明陣

国枝 史郎

国枝 史郎의 血煙天明陣(ちけむりてんめいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 191,184자 · 379화면

아오조라 문고

遺言などをいったところで、中間で消されてしまうであろう、書いて文庫などへ入れて置いても、中間で破られてしまうであろう。

(遺言を書いて松平越中――定信の手へでも渡して置いたら、まず安全と思われる)

是非そうしたく思うのであったが、そう思うようになった昨今、越中守と自分との間を、田沼が極度に警戒し、絶えず傍らに人を附け、自由の行動や秘密の話を、させないように計っていた。

(でもどうしても越中へ……)

今も家治は思っているのであった。

「お浦」

と家治はオロオロ声でいった。

「頼む、これを渡してくれ……」

いいいい懐中へ手を入れて、紐のついた金襴の小袋を出した。

「これをお前から越中へ――定信の手へ渡してくれ」

涙がポタポタと膝へ落ちた。愚に返っている彼であり、酔えば泣く彼であるからでもあったが、身将軍でありながら、こんな女の手を通して、柳営に関する一大事、後継に関する遺言状を、思う家臣の手へ渡さなければならない。――ほとんど一人の味方もない寂寥、高位高官であるがために、かえって凄くすさまじい孤独! それが感じられて泣けたらしかった。

「これをお前から越中へ――定信の手へ渡してくれ。