후리가나로 읽는 일본 고전
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ちけむりてんめいじん
血煙天明陣
国枝 史郎
国枝 史郎의 血煙天明陣(ちけむりてんめいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 191,184자 · 379화면
十三
「見遁がし承知、遁がしてやろう。……が、それは誰じゃ? その女子は?」
こういって貝十郎は織江を指さした。
「へ、へい」
と勘助は狼狽した声で、
「旦那アー、こいつもお見遁がしを!」
「ならぬ!」
と貝十郎は威厳をもっていった。
十三
「その女子は誰じゃ、名を申せ!」
再度貝十郎は威厳をもっていった。と、織江が進み出ていった。
「妾事は桑名侯、松平越中守の家臣にして、服部石見と申すものの娘、織江と申すものにござります。……」
彼女としては自分の所業に、一点のやましいところもない。相手は与力、官役人そうな。では早く身分を宣り、かえって助けを乞おうものと、そう清々しく宣ったのであった。
「織江※(感嘆符疑問符、1-8-78)」
と貝十郎は驚いたように、改めてつくづく織江を見詰めた。
「ははあ、さようでござったか。そなたが織江殿でござったか」
ここでしばらく沈思したが、
「勘助、そちは立ち去るがよい。……織江殿は残して行け!」
「いけねえ、旦那ア、そいつアいけねえ!」
「黙れ! それでは汝を捕ろうか!」
「え、捕るって※(感嘆符疑問符、1-8-78) こいつもいけねえ!」
「これ、とっくり考えて見ろ、俺がお前を捕るとする。