일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちけむりてんめいじん

血煙天明陣

国枝 史郎

国枝 史郎의 血煙天明陣(ちけむりてんめいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 191,184자 · 379화면

아오조라 문고

十

「いや……さあ……さあ何んと……」

曖昧に云って又助は黙った。

遙かの右に聳えているのは、八ヶ岳、蓼科山、そうしてそれの斜面であり、スロープには子山や孫山が、瘤かのように起伏しており、森や林が飛び散っていたが、春陽を受けてそれらの物象は、紫ばんだ陰影と、黄ばんだ日向とを織っていた。左はなだらかな耕地であって、ところどころに農家が立ち、鶏犬の声が聞こえていた。

そういう左右を持ちながら、長く延びている街道を、三人はしばらく黙ったままで歩いた。

「九十郎の在家存じおります」

ややあって司馬又助は云った。

十

「存じておられる! おお存じて!」

「お知らせくださりませ! さあお知らせ!」

往来であるのも打ち忘れ、範之丞と織江とは足を停め、又助が敵でもあるかのように、左右から詰め寄り忙しく訊いた。

「申しましょう、申しますとも」

こうはいったもののこの又助、津軽の浪人でありながら、南部の浪人といわでものことを、からくっていう性質であった。

ここでもからくっていい出した。

「臼杵九十郎と申すものの居場所、拙者たしかに存じおります。彼が敵でござるとなら、拙者任侠お手引きいたし、きっと敵討ちいたさせましょう。