일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちけむりてんめいじん

血煙天明陣

国枝 史郎

国枝 史郎의 血煙天明陣(ちけむりてんめいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 191,184자 · 379화면

아오조라 문고

九

そう思わざるを得なかった。

(このような晩に、うちこわしの夜に、松本伊豆様や赤井越前様など、殿によって役づき世に出られた人々、馳せつけ参らぬはなぜだろうかと、心ひそかに不思議に思っていたが、殿のご老中罷免のこと、早くも知って来られぬと見える。……上流だけに現金ぶりが、下賤のものより甚だしいわえ)

意次の前に椅子に腰かけ、しばらくの間は何んともいわず、貝十郎は俯向いた眼で、床に敷いてある唐草模様の、マドリッド産らしい敷き物を見詰めた。

(老中の権職から離れては、四方敵の多いこの殿の、今後は不遇の連続であろうよ)こんなことも思われた。

「ナーニ、まだまだ大丈夫だ!」昂奮している意次は、椅子から立って部屋の中を、檻の豹のように歩き廻り出した。

「将軍様ご大病、命旦夕! ご他界は知れている! その際参殿、電光石火に、将軍様ご遺言を質として西丸様を斥け参らせ……」

「が、殿にはそのご遺言、お聞きおよびでござりまするかな?」

「…………」

「聞いた聞かぬは二の次とし、将軍様真筆のご遺言状、殿の御敵の桑名侯、松平越中守様のお手なんどに。………」

「何を莫迦な! 痴言申すな! 将軍様真筆の遺言状など、あるはずはなく、よしあるとも、何んの越中定信なんどの手に……」