후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ちけむりてんめいじん
血煙天明陣
国枝 史郎
国枝 史郎의 血煙天明陣(ちけむりてんめいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 191,184자 · 379화면
三
三
「そのように私も承りおります」
「阿蘭陀好みの源内のことだ、寒暖計器や、震雷験器や、そんなものを発明した才能で、今度の屋敷も造ったのであろうが、造らせた田沼はその屋敷へ、何を住ませようとするのであろう?」
冬次郎はこういうと貝十郎の顔を、窺うようにじっと見詰めた。
見詰められても貝十郎は、我不関といったように、さも何気なくアッサリといった。
「あの仁のことでございますから、美しい女子に阿蘭陀衣裳でも着せて、住まわせるのでござりましょうよ」
「そうではあるまい」と冬次郎はいった。「そのような屋敷を造らせた田沼、何んでそのような平凡のものを、そのような屋敷に住まわせようぞ」
「ではいったいどのようなものを? ……」
「どのようなものを住まわせるか、それを知るのがそちの役目――与力のそちの役目ではないか!」
「御意。……しかし、私としましては……ただ今申し上げましたように、阿蘭陀衣裳を着せた女子ぐらいを……」
「違う!」と冬次郎は歯痒そうにいった。「人ではなくて物であろう!」
「…………」
「長崎の大通辞吉雄幸左衛門や、甲必丹蘭人カランスなどから、舶来の珍器を献上させたというが、その中には兵器や戎器……鉄砲や大砲や洋刀もあろう、毒薬もあろう媚薬もあろう、拷問機械、貞操帯、罪人に冠せたという驢馬仮面、そういうものもあるであろう