일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちけむりてんめいじん

血煙天明陣

国枝 史郎

国枝 史郎의 血煙天明陣(ちけむりてんめいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 191,184자 · 379화면

아오조라 문고

「戸ヶ崎、あの駕籠は何者だろう? 女乗り物と一つになって、二挺の駕籠が行くようだが」

「殿様」

と外伝がむずむずいった。

「あの二挺の駕籠でございましたら、只今本陣柊屋から、かき出されたものにござりまして、供人の中には貝十郎の配下、白須源吾と桐島伴作とが……」

「いたと申すか、二人の同心が!」

「はい、おりましてござります」

「外伝、新助、誰でもよい、脇本陣楢屋へとって返し、勘定済ませ荷物とりまとめ、予らが後を追って参れ! 爾余の者は予につづけ! あの駕籠を追うのだ、あの三挺の駕籠を!」

お吉を乗せた小船が一艘、団八が櫓を漕いで平野村の方へ渡っていた。

櫓に連れて蜒る波に揺れて、湖面の月は折り畳まれたり、延び縮みしたり砕けたりした。

「九十郎悪逆の本性を発揮し、お前を湖畔へ引っ張り出し、ぶった切ることになっている。あのような男に未練残さず、すてて逃げたがいいだろう。陸路はあぶない湖上から……」

団八はこういってお吉を説いた。

九十郎の残忍の性質は、以前からお吉も知っていた。

(他に増花出来たからは、彼奴それくらいのことやるだろうよ。殺されてはつまらない)

楢屋へ今夜あばれ込んで、九十郎と娘との婚礼話を、ぶちこわそうという算段なども、こうなっては愚にもつかない。