후리가나로 읽는 일본 고전
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ちけむりてんめいじん
血煙天明陣
国枝 史郎
国枝 史郎의 血煙天明陣(ちけむりてんめいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 191,184자 · 379화면
で意見を述べておる。が、こいつも理想論じゃ。……学者の名論卓説というやつ、実行出来ない理想論と、おおよそ相場がきまっているよ。……ところで一層恐ろしいは、浪人ではなくて金貸しじゃぞ! そうは思わぬかな、貝十郎」
「金貸し? 金貸しと仰せられますると?」
「金を融通する金持ちどもよ。幕府直属の金貸しといえば、御為替方御用達じゃ。旗本に属する金貸しといえば、村田春海や大口屋暁翁、いわゆる蔵前の札差しじゃ。各藩に属する金貸しといえば、掛屋と称するあの手合いじゃ。もちろんお前などはよく知っていようが」
この時襖の向こうから、
「申し上げます」
という声が聞こえた。
「何じゃ? よい、襖をあけろ」
「牧野遠江守様よりお使者のお方が、参上いたしましてござります」
「後刻逢う。待たして置け。……なぜ彼奴らが恐ろしいかというに、武士の内臓を食い荒すからじゃ」
「殿、お使者にお逢い遊ばせ」
「まあよい、それよりお前と話そう」
意次は珍しく熱を持っていった。
六
なお語ろうとする意次を制し、貝十郎は部屋を出た。
「お使者お通しなさるがよい」
一間をへだてて控えていた、小侍へそういって、貝十郎は裏庭へ出た。