후리가나로 읽는 일본 고전
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ちけむりてんめいじん
血煙天明陣
国枝 史郎
国枝 史郎의 血煙天明陣(ちけむりてんめいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 191,184자 · 379화면
危険がって止める冬次郎や熊太郎、二人の言葉を笑って排し、必ず田沼の寝首掻こうと、忍び姿に身を鎧い、今来かかったところなのであった。
「宝山流とあれば小具足じゃ。われらとは筋違い。何の会釈の要あろうや。止めたは奇怪! 弁解あらば聞こう!」
忍術衆同志には作法があった。
それと認めると特定の言葉で、会釈しなければならなかった。
※(歌記号、1-3-28)筑波晴れ、浅間曇りて鵙啼かば、雨は降るとも、旅よそいせよ
こう一方が呼びかけると、
※(歌記号、1-3-28)五月西、春は南に秋は北、いつも東風にて、雨降ると知れ
こう答えるそれのごとく。
言葉で会釈出来ない時には六具(編笠、鈎縄、石筆、薬、三尺手拭い、打ち竹)の一品を叩いて見せて、それを会釈としたものである。
この会釈にもとったものは、贋物と見られ討ち果たされた。
忍術を多分に加味したとはいえ、堤宝山流は忍術ではなく、それを使うものも忍術衆ではなかった。
にもかかわらず忍術衆としての会釈を、必死の用件帯びて行く自分に、突然要求されたので、短気の郡兵衛は怒ったのであった。
しかし貝十郎は悠々としていった。