후리가나로 읽는 일본 고전
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ちけむりてんめいじん
血煙天明陣
国枝 史郎
国枝 史郎의 血煙天明陣(ちけむりてんめいじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 191,184자 · 379화면
田沼主殿頭の色慾の犠牲、それに捧げられて「献上箱」に入れられ、「お勝手箪笥」「ままごと」とともに、松本伊豆守から送られた。そうして田沼によって穢されたばかりか、恐ろしい眼に逢ったのでもあろう。発狂して田沼家を出で、爾来江戸市中をああいって叫び、「ままごとやろうヨーッ」とああいって叫び、随所に出没するようになった。
将軍家治公病弱、田沼の屋敷へお成りになってからは――再々お成りになってからは、病弱の度いよいよ加わり、眼に見えて衰弱が烈しくなった。しかもそれでいていよいよますます、田沼の屋敷へお成りになろうとする! それでは何か田沼の屋敷に、そうまで将軍家を吸引する、特殊のものがなければならない。
阿蘭陀風呂だのギヤマン部屋だのと、そういったものが平賀源内だの、吉雄幸左衛門だのといったような、阿蘭陀好みの連中によって、造られているという噂もある。
どっちみち田沼の私生活は、豪奢で淫蕩で陰謀的で、罪悪的であることには疑いない。
田沼を弾劾し失脚させるには、そういう私生活方面の、的確の証拠を掴むことも、大いに必要あろうではないか。
それには幸いお浦という女が、狂女ながらも存在する。