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にっき
日記
宮本 百合子
23 一九三九年(昭和十四年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 28,069 字 · 57 页
二月二日
二月四日
二月五日
○実に綺麗な夜空で月と星とが天の飾りという燦きかた。
〔欄外に〕弁護士 伊藤勝茂 丸の内二丁目昭和ビル四二一
二月二日(木曜)
〔発信〕栗さんへ電話をかけて会いに行ってくれとつたえた。
第十一信
〔欄外に〕面会
二月四日(土曜)
〔受信〕二月一日づけの手紙、第七信
○原さんのところへおひたしと鯛のさしみを届ける。
○面会、きょうはどうしたのかもう一人、いつか野原の小母のとき立会ったのが立ち合っている。(電報が来たので急に)
○神田の本やへまわる。
○林町。寿江子の経済のことについて話をきめる。咲十八日に帯の由。こんどは前のときとちがって悪阻もすこしもないらしいしよく働いているし、いいだろう。
○かえりに実によい月、満月、護国寺のところを来ると、遠く家々の灯が赤く見え、建てかけの小バだけ葺いた屋根が霜でもおいたように白くぬれて見えた。
〔欄外に〕
用事は栗林のことであった。
これは三日の分を間ちがえた。
二月五日(日曜)
○夕方より雪。牡丹雪がふる。段々つもって雪あかりになって来る、夜の雪空の色、きつい武蔵線のスパーク、柔かい櫟の梢の重いひろがり。真白になったところへ黒い一本直線をひく自転車。