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にっき

日記

宮本 百合子

23 一九三九年(昭和十四年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 28,069 字 · 57 页

青空文庫

二月六日

二月七日

雪の匂い。亢奮した。

○『三田新聞』のために日本映画の観客につき、「観る人観せられる人」七枚書く。

二月六日(月曜)

○夜テーブルに向っていたら電報。宮からかと思ってきき耳を立てていたら小川氏より

「ゲンコウイマパスシタ」グンコウとある。それでも電報を打ってくれたのはうれしい。早速手紙をかく。

○達ちゃんへ慰問袋を送り出す。「国際知識」「デビッドの生い立四冊」「愛の妖精」「荒野に生れて」「映画雑誌」花王石ケン、手拭かんづめ四つ。

〔欄外に〕面会

二月七日(火曜)

○七草会、野田経済研究所長という人の話。こういう大づかみの説でやって行ければ、万事O・Kですむであろう。

○奥村五百子の映画についての座談会。木内キョウ氏や婦女新聞の奥さんや、身の上相談の夫人やら清谷閑子女史、高良さんやいろいろ。ああいういろいろ□考にどうなるのかしらと稲ちゃんと話す。シューマイのおみやげ、ハンカチーフのおみやげ。卯女という中のの赤ちゃんの名の話をしたら、アラー、それ、吉屋信子の「家庭日記」の主人公の名ですよ、という。それにウメというのはいや也、どうしよう。だまっているしかなかろうか、ということになる。