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にっき
日記
宮本 百合子
23 一九三九年(昭和十四年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 28,069 字 · 57 页
三月二十四日
三月二十五日
三月二十六日
ひさ、夕飯後国へ立つ。
○チャコ来。二十五日に高等を出る。弟は工業に入った。三福の食堂へ五人行って二人きまった。「大抵つとめるのにまだいくらもきまってないのよ」八十銭、おひる(十銭で)白飯つき、九時、十時、十時半と出て、夜十時半、十時、九時半とかえる由。二十五日の式がすむまで学校へ来なければ免状あげないと云った由。
三月二十四日(金曜)
面会。
出がけにポチが三宅さんの門前の日向にずくんでいて動かない。妙だと思ったらかえったら変、バラさん気をもんでいる。
犬猫先生を迎えにゆき、来てもらい、つれて行って入院さす。
三月二十五日(土曜)
面会
午前十時すぎから雨。ひる頃土砂降り、そのなかを犬猫病院へ行ってポチを見る。しっぽもふらない。大分出血する由。
バラさん、ひるかえる。
「いて上げる」そのことを何かで表白する。下は掃除する。しかし二階には火を入れても、Cover はそのまま等。
三月二十六日(日曜)
〔発信〕第二十六信。
〔受信〕三月二十四日づけ第十七信着
ポチが死んだ。可哀そう。
二階を下りて一寸茶の間をのぞきかけたら、ガラス戸の外に紫っぽい色が映っている。