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にっき

日記

宮本 百合子

23 一九三九年(昭和十四年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 28,069 字 · 57 页

青空文庫

六月八日

六月九日

六月十日

六月十一日

むさしのへ行って早春とジャネットを見る。

〔欄外に〕

ひさ夜八時半かえる。

寿江子来る。

六月九日(金曜)

午前中に「雨の昼」を送り出してしまう、十枚『中公』。「早春」についての感想など。

午後、ああじゃこうじゃ寿江子と云って居て、早めの夕飯後日比谷へ行き大花壇のところ散歩。いつか花の咲いているところを見たいと思っていた蔓バラの盛であった。晴れた日の夕暮行って見たらどんなにきれいだろう。歩いてジャーマンでお茶をのみ、林町へゆき、泊。

明日朝寿江子も西巣鴨へ来て夜具もってかえって来る為。

林町ではなれの話。借りてが見つかった由。有尾さんの知人で。それがよい。

〔欄外に〕寿江子滞在。

六月十日(土曜)

〔発信〕第四十九信

あの笑顔。知慧の艷、こめられている心。肉体のよわさがそういうものをみんな浮み上らせているような笑い顔。忘れがたなき笑顔。美しさ。精神の美しさがひきつけてはなさない美しさ。

つかれて、早く早く眠る。

〔欄外に〕

寿江子滞在。            6.00 9.20

面会。つぎは水曜日に徳さんが行ってきめる由。

六月十一日(日曜)

〔発信〕第五十信

〔欄外に〕