Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 349.705 Zeichen · 678 Bildschirme
なにもそんなに粗末に投げ出していいものならば、わざわざ土地の目抜きの橋の上へ持って来て捨てなくとも、有合せの溝へでも、藪へでも捨ててしまえばいいのに、こうして土地の目抜きの橋の上まで、わざわざ持って来て捨てた以上は、半ば以上は、梟し物の意図を含んだ所業と見なければなりますまい。
梟し物にしてやる多少の意図を含んでいるにしてからが、せめて、もう少し高く、欄干の上へでも載るようにして置けば、その目的の効果は、もう少し揚ったであろうと思われるのに、橋の平板の上へ、不細工に転がしたまでのことですから、周囲の人通り、人だかりがグルリと場を取ってしまえば、後客は木戸銭を払っても見ることができない、さりとは知恵のない梟し方と見なければならぬ。
「ああ、この生首は土を食っていますな、あれごらんなさい」
眉を集めた老人が目を覆いながら言う。なるほど、この生首の口のあたりには、いっぱいに砂利がついている。
「斬られた途端に首が飛んで土を噛んだものですね。よくあるそうですが、土を噛んだ首は、きっと祟りがあるそうだから」
土を噛まない首だとて、こう粗末に扱われては、ちっとやそっとの祟りはあるだろうが、それについて物識りが附け加えて言う、