Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 349.705 Zeichen · 678 Bildschirme
「妙、妙、白骨絵巻一巻、古えの餓鬼草紙あたりと並んで後世に残りましょう。今も言っていたところです、思わないところで、思いがけない人が集まるもので、集まるほどの者がいずれも一風流でござんすから、願わくば洩るることなく筆に残して置いていただきたいものです、面はみんな揃っておりましょうな、着到洩れはござんすまいな」
「ええ、その以前は知らず、やつがれがここへ加入させていただいてから以来の面ぶれは、一つとして逃しは致さぬつもりでございます」
「重畳重畳――では、良斎はじめ我々一座の面ぶれは勿論のこと、あの一座の花と呼ばれたお雪ちゃんも」
「もとよりです、あの子の立ち姿から、坐ったところ、火熨斗を持って梯子段ののぼり下り――浴槽の中だけは遠慮しまして、ちょっと帯を解いて、この浴室の戸をあけた瞬間の姿はとってあります」
「なるほど――では、あの仏頂寺なにがし、丸山なにがしといったほどの浪人も」
「ええええ、傍若無人に炉辺にわだかまったところを描いてあります」
「その最後に姿を見せた、前髪立ちの若いさむらいも……」
「あの方のは、上り端で草鞋を取っておりますところと、病気で行燈の下に休んでいるところとを取りました、それから昨日は、品右衛門爺さんが蕎麦餅を食べているところを……」