Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
Lesen Sie 浅草風土記 (あさくさふどき) von 久保田 万太郎 (くぼたまんたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.294 Zeichen · 318 Bildschirme
にきまっている。だのにそれを特に何をやっている?……追出しの余興がいろものの席の、落語の席の最も大切なおめあてになろうなんぞ、「御覧なさい、いまに、三越なんてとこで祝儀不祝儀のことまで一切取仕切るようになりますから。」といしくも百貨店の前途を予言した先々代の馬楽でもおそらくここまではみ通しがつかなかったにちがいない。――その意味では、金語楼、たしかに画時代的なことをした……
わたしでも、この男の、お盆をもってふらふら踊っていた小金馬時分を知っている。わたしの書いた「三遊亭金馬一行」という古い文章のなかには若かりし日の、あたまのいまだ禿げざりし日のかれのおもかげが残っている。その後でも兵隊から帰って来て、自分のしくじりばなしなんぞうりものにしはじめたのをときどき聴いた。――聴いて、わたしはほんとういうとすこし感心した、なぜならかれのその表情に新時代の「漫画」を感じさせるものがあったから。……新しい落語、いずれは出来なくッちゃァすまない新しい落語というもの、大きにこんなとこから出立して来るんじゃァないか……来るのかも知れないとさえわたしは思った。
そのあと六七年、とんとこっちの寄席へ御無沙汰になっていた間にすッかりこの男うり出した。