Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(四)城の絵図面

野村 胡堂

Lesen Sie 銭形平次捕物控(四)城の絵図面 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 139.179 Zeichen · 280 Bildschirme

Aozora Bunko

「何を言うんだ、そんな事を聴くなら、早起きをするものか、本当の事を言ってくれ」

平次は相手にもしません。

「これが本当の事ですよ、親分さん、私を縛って突出して下さい――」

「それじゃ訊くが、何だって若旦那を殺す気になったんだ」

「あの晩二階へ上がって、雨戸を閉めようとすると、私をつかまえて、厭な事をおっしゃるんです」

「それだけか」

「…………」

「なんだって大きな声を出さないんだ」

「御新造さんがいやみを言います」

「それなら、まア、お前の言う事を本当にしよう。が、刃物はどこから出した、――若旦那が口説くだろうと思って、出刃庖丁を用意して行ったのか」

「…………」

「与母吉の前掛けの紐はどこから出したんだ」

「…………」

「サアサア、そんなつまらない事を言わずに帰るがいい。相模屋では大変心配しているぜ。ただの奉公人と違って、下田の親元へ済まないって――、一人で帰るのが極りが悪きゃア、俺が送ってやろう」

平次はガラッ八と一緒に、お浜を相模屋へ送って行きましたが、何か、新しい暗示を得たものか、もう一度家の中から納屋まで、ガラッ八を手伝わせて、洗いざらい探し抜きました。

が、何にもありません。