Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
火のついでに一つ拵えてお目にかけましょう。これはカステラより少し重うございますけれども味はカステラより美味しゅうございます。その代りバターの上等を晒して使わなければいけません。匂いのあるような悪いバターを使うと味が悪くって胸に持ちます。バターケーキの拵え方は色々ありますが誰にでも容易く出来る法で致しましょう。御覧なさいまし、先ず玉子五つの黄身ばかりを大きな兜鉢へ入れます。こういう原料を拵えるのは兜鉢が一番便利です。そこへ玉子一つに砂糖を大匙に軽く一杯の割ですから五つに五杯入れて木の杓子でツブツブのないようによく煉ります。それからバターを大匙に三杯ほど入れてまたよく煉り合せます。今度はメリケン粉大匙十杯に焼粉大匙半杯ですから前のカヘーケーキよりも焼粉の分量が大層少いので、カヘーケーキは五分の一、これは二十分の一位な割合です。つまりバターケーキには玉子一つにメリケン粉が大匙二杯、焼粉が大匙十分の一、バターが大匙に軽く半杯位と覚えていらっしゃればようございます。この粉と焼粉を篩って例の通りザット黄身の方へ混ぜてそれから五つ振りの白身をよくよく泡立ててバラバラと粉を振りかけながら幾度にも混ぜて行って、テンパンへバターを敷て今の原料を明けてテンピの中で四十分間焼きます」