Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme

Aozora Bunko

第二百五十八 鰯料理

第二百五十八 鰯料理

小山「それがあの白いような衣ですね、その上にモー一層白い砂糖の固まりで花の茎だの葉の形なんぞが描いてありますがあれは何です」お登和嬢「あれは粉砂糖即ちワハインシュガーといって極く細かい砂糖がありますからそれへ玉子の白身を少しとレモンの汁を滴らし込んで固い位によく煉ってそのまま引筒へ入れて絞り出したのです。その上に桜の実の砂糖漬やレモンの皮の砂糖漬なんぞを載せて色々の飾りに致します」小山「ああいうものを家で拵えてお客に出したらさぞ楽みでしょう。宅では近頃は手製のシュークリームをお客に出しますと大層褒められます。あんなものは最初五、六遍失敗って覚え込むまでは大層面倒なようですけれどもすっかり覚え込むと案外に無造作なものです。大騒ぎやって白玉を拵えるとかおハギを拵えるとかするよりも西洋菓子の方が手軽く出来ます。面倒に思うのは畢竟慣れないからですね。慣れないものは面倒だといって拵えずにいたら何時になっても出来ません。お料理の方は日本料理も特長がありますけれどもお菓子の方は西洋菓子に圧倒されましょう。日本菓子は餡と砂糖の味ばかりで形だけを変えたのが多うございますから西洋人は眼で観る菓子だ、口で食べる菓子でないと申します。