Japanische Klassiker mit Furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Lesen Sie 食道楽 (くいどうらく) von 村井 弦斎 (むらいげんさい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.435 Zeichen · 329 Bildschirme
最初からでは三、四十分間煉っていなければなりません。よく煉れた時分にメリケン粉を一握り掴んでバラバラとその上へ振かけて木鉢の上へ大きな布巾を蔽うようにかけておきます。フランネルか毛布ならなお結構です。これは風に当てないためで風を当てると膨らみません。そうしてこの木鉢を寒暖計で八、九十度の処へ八時間置かなければなりません。これが素人の家で不便利なので外にそういう処がなければ大きな火鉢へ大じょたんでもかけてその中へ置く位なものです。八時間の後温い処から出してみるとプツプツと盛に醗酵していますからその中へメリケン粉二斤を加えてよく混ぜると饂飩の少し柔い位なものが出来ます。それを板の上へ取って両手に力を入れて二十分間よく捏ねて饂飩のようにでっちますがこれも素人には骨が折れます。それをまた木鉢へ移してメリケン粉を一握りほど振かけて以前のように布巾をかけて今の通りな温い処へ二時間置くと大層膨れて柔くなっていますから再び板の上へ取って打粉代りにメリケン粉を振かけてモー一度十分間もでっちるとちょうどいい柔かさの物が出来ます。それを好きな大きさに切ってパンの型へ入れて布巾をかけて今の温い処へ一時間置くと今度はズンズン膨れ上って大きくなっています。