Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans
七ツ寺の蝮酒屋
浜路グッタリと首を垂れた。そうしてヒョロヒョロとよろめいた。全く力が尽きたらしい。
しかしこの時左手の扉、そこの鍵穴がカチカチと音立てたことを聞き遁がしてはならない。お絹が扉を開けようと、畳針を鍵穴へ入れたのである。そうして岩床が次第次第に、一方へ傾ぐのを見遁がしてはならない。薬草道人が水路から、例の鉄環を引っ張っているのだ。そうして右手の扉の向こうへ、既に城中からの捜索隊が、到着したということをも、決して見遁がしてはならないのである。
誰が宗春と浜路とを、地獄の責め苦から救い出すか?
七ツ寺の蝮酒屋
その同じ日の夜であった、七ツ寺の蝮酒屋、そこの腰掛けに腰かけているのが、大蛇使いの組紐のお仙、今日の言葉でいう時は、女給に住み込んでいるのであった。
蝮酒屋と云ったところで、蝮酒ばかりを飲ませるのではなく、普通の居酒屋に過ぎないのであったが、所望によっては蝮酒も飲ませた。
この当時の七ツ寺、大須と同じ盛り場で善男、善女も参詣すれば、いなせな兄さん達も集まって来る。屋台店もあれば小料理屋もあり、大道芸人などもいたらしい。
お仙が美しいというところから、経師屋連や狼連が、近来とみに増加して、蝮酒屋は繁昌した。