Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

Lisez 源頼朝 (みなもとよりとも) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 306 118 caractères · 613 écrans

Aozora Bunko

そんな茶のみばなしではない。深く、ゆうべわしは考えてみたのだ。その信西入道の仕方と、世上の反響やその結果をな。……と、良くないわい。下策だ。人心をつかむ所以でない。これを義朝一族の後始末に照らしてみるとだ」

「ホ……」

重盛は微笑をたたえ、ついうかと――お気づきになりましたか――と云いかけたが、父の性格は、他の忠言でするのを好まない。たとえ他の忠言で行うにも、一応、自分の考慮と意思から出たものとしなければ実行しない――その性癖を知っているので、

「御意のとおりです。まったく、お考えは図に中っておりまする」

と、相槌を打った。

すると、清盛は、

「そうか。和郎にもそう考えるか。大を為さんとすれば、よろしく仁を施さねばならぬ。――幼い頼朝ごとき者、打首にしても、世上に眉をひそめさせるだけだ。一命は助けてとらそう。流罪申しつけろ」

「……えっ。では」

むしろその恬淡さに、重盛のほうが抜駈けされたような心地だった。父の顔はそれを云ってしまうと、さばさばと朝らしい照りを顔脂に見せているのだった。

「大慈悲心を起されました。禅尼にもそれを聞かれたら、どんなにお欣び遊ばすかしれません。