Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

Lisez 源頼朝 (みなもとよりとも) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 306 118 caractères · 613 écrans

Aozora Bunko

二

「奥方。佐殿の奥方。走り湯権現の覚明でござる。それへはいりかねまするで、垣近くまでお顔をおかし下さい。――戦場の模様、その後の人々のご消息、いろいろ、探り聞いて参りました」

折ふし、垣の外からまた、そう小声で告げる者があった。

二

ゆうべは、牧場の妻や、走り湯権現の覚明からの報告。――またきょうも、政子の許へは、種々な人たちが出入りして、戦後の模様を、何くれとなく知らせて来た。

それらの帰結は、各※(二の字点、1-2-22)、人と場所とを異にするが、今仮に、情報を綜合して並べてみると、およそ次のような幾つかの断片的な話となる。

*

有力な源氏の味方と期待されていた三浦義澄の一族は、かんじんな石橋山の戦いに間に合わず、丸子河から由比ヶ浜方面へ出たところ、平家方の畠山重忠の軍と行き遭い、重忠方は郎党五十余人の首を失って退却し、三浦一族も、多くの負傷や死者を出して退きわかれ、三浦郷へ帰って、衣笠城の孤塁を固めているが、そこへもまた、畠山重忠を始め、河越太郎重頼、江戸太郎重長などの平家勢が、ふたたび大挙して、包囲に向っているというから、到底、長くは支えきれそうにも思われない。