Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
Lisez 三国志(一) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 309 839 caractères · 622 écrans
要するに彼は無能だ。きっと今に、収拾できない混乱が起ると思う」
「はい……」
「君もそう思うだろう。君を始め、関羽、張飛などにも、抜群な働きをさせて、なんの酬いるところもなくて気の毒だが、ひとまず洛陽を去って、ご辺も平原へ帰ってはどうか。――自分も陣を引払って去ろうと考える」
「そうですか。――いやまた、時節がありましょう。ではお暇いたします」
玄徳は、別れを告げた。
かくて彼は、関羽、張飛のふたりにも、事態をつげて、平原をさして行った。
洛陽には入ったが、ついに、何物も得るところはなく――である。従兵馬装、依然として貧しき元の木阿弥だった。
けれど、関羽も張飛も、相かわらず朗らかなものだった。馬上談笑して、村へ着けば、時折に酒など買い、
「おい、飲まないか。まだおれ達の祝杯は、前途いつのことだか分らないが、生命だけはたしかに持って帰れるんだから――少しくらいは祝ってもよかろう。馬上で飲み廻しの旅なんて、洒落ているぞ」
などと張飛は笑わせて、いつも日々是好日の態だった。
白馬将軍
一
さて、その後。
――焦土の洛陽に止まるも是非なしと、諸侯の兵も、ぞくぞく本国へ帰った。