Classiques japonais avec furigana
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
Lisez 三国志(七) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.
N1 · avancé · kanji et kana modernes · 371 916 caractères · 744 écrans
たちまち侍臣に命じて、後堂に大宴を設け、上賓の礼をとって、※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)芝を迎えあらためた。
※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)芝の使命は大成功を収めた。彼の熱意が孫権をして翻然と心機一転させたものか、或いはすでに孫権の腹中に、魏を見捨てる素地ができていたに依るものであろうか。いずれにせよ呉蜀の国交回復はここにその可能性が約されて、※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)芝は篤くもてなされて十日も建業に逗留していた。
その帰るにあたっては、呉臣張蘊が、あらためて答礼使に任ぜられ、※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)芝とともに、蜀へ行くことになった。
だが、この張蘊は、※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)芝にくらべると、だいぶん人物が下らしく、
(まだまだ易々と調印はゆるさぬ。この眼で蜀の実状を観た上のことだ。条約の成るか成らぬかはおれの復命一つにある)といわぬばかりな態度で蜀へ臨んだ。
蜀では、対呉政策の一歩にまず成功を認めたので、後主劉禅以下、国を挙げて歓びの意を表し、張蘊が都門に入る日などはたいへんな歓迎ぶりであった。