Classiques japonais avec furigana
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
Lisez 三国志(七) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.
N1 · avancé · kanji et kana modernes · 371 916 caractères · 744 écrans
四
多くをいうな」
そこまでの深慮遠謀があってのことなら、何をかいわんやと、劉曄は慙愧して、魏帝の前を退いた。
四
外交の大成功と、孫権が呉王に封ぜられた吉報とは、早くも内報的に建業城へ伝えられていた。
やがて、魏の勅使貞が船で着いたと聞えた。到着の日を待ちかねていた孫権は、
「お迎えに出なければ悪かろう」と、あわてて支度しかけた。
建業にも骨ッぽい臣はいる。孫権がいそいそ浮かれ気味の容子を見て、さっきからにがりきっていた顧雍がついにこう云った。
「何も魏の臣下などをお迎えに出るに及ばないでしょう。わが君にはすでに江東江南の国主ではありませんか。豈、今さら他人の官爵などを有難がって受ける必要があるものですか」
「いや顧雍。それは気が小さいことばだぞ。むかし漢の高祖は項羽から封を受けたこともあったが、後には漢中の王になられたではないか。みな時世時節と申すものだ」
群臣を従えて、孫権は建業の門を出た。遠く出て迎えの礼を篤くするためである。
貞は上国の勅使というのですこぶる傲然とそれへ臨んだ。しかも彼はあえて車を降りずに城門を通ろうとした。すると呉の宿将張昭は、甚だしく怒って、