Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

Lisez 三国志(七) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.

N1 · avancé · kanji et kana modernes · 371 916 caractères · 744 écrans

Aozora Bunko

孔明・三擒三放の事

一

なぜかといえば、俺は不死身だからな。奴らの刃を咬み折り、奴らの陣所を蹴破って帰るぐらいな芸当は朝飯前のことだ」

と、例によって、怪気焔を吐きちらし、無智な蛮将連を煙に巻いて、

「――だが、もし俺でなかったら、今日なんざ、とても生きては還れるどころではなかった。太え奴は董荼奴と阿会喃のふたりだ。すぐ手分けして、奴らの首を持ってこい」と、命じた。

翌晩。――寨門を出ていった蛮将は、幾手にも分れて、待ち伏せていた。昼間のうちに、孔明の偽使者をつかって、董荼奴と阿会喃へ呼びだしをかけていたのである。

二人は、計に乗せられて、自分たちの洞中から、山越えで瀘水の道へ向ってきた。たちまち、合図の角笛が鳴ると、四方に隠れていた土蛮が、董荼奴を殺し、阿会喃を取りかこみ、二つの首を取ると、死骸は谷間へ蹴落して、わあと、狼群のように本陣へ帰ってきた。

「よくも俺に煮え湯をのませやがったな。ざまを見たか」

孟獲は、首へ向って罵った。そして終夜、鬱憤ばらしの酒宴をつづけていた。

一睡して醒めると、

「腕が鳴ってたまらない。さあこれからだ。蜀軍を蹴ちらし、孔明の肉を啖い血をすすってくれなけりゃあならん。