Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
Lisez 三国志(七) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.
N1 · avancé · kanji et kana modernes · 371 916 caractères · 744 écrans
二
と、むしろ痩を誇っているような答えをなしているのでも分る。
夜は経書を読み、朝には詩を詠んだ。わけて群書を博覧し、郷党のために学業の精舎を建て、府内には大文庫を設け、また古今の兵書を蒐蔵し、自分でも著すなど、彼は、決して、武のみの人ではなかった。
ただ彼のために惜しむものは、彼の奸雄的性格が、晩年にいたって、忠良の臣の善言に耳もかさず、ついに魏王を僭称し、さらに、漢朝の帝位をもうかがうまでに増長したことにある。彼が若年から戦うごとに世の群雄へ臨む秘訣としていた「尊朝救民」の大旆は、為にまったく自己が覇権を握るための嘘言に過ぎなかったことを、その肝腎な晩節の時へきてみずから暴露していることだった。――英雄も老ゆればまた愚にかえるか、と長嘆直言した良臣も、いまは多く九泉の下へ去っている。
かくて魏は、次の若い曹丕の世代に入った。曹丕は父の死の時、都の城にいた。そしてやがて洛陽を出た喪の大列をここに迎えるの日、彼は哀号をあげて、それを城外の門に拝した。
二
曹丕は、曹家の長男である。
いま※(「業+おおざと」、第3水準1-92-83)都の魏王宮に、父の柩を迎えた彼は、そもそもどんな当惑と悲嘆を抱いたろう。