Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

Lisez 源頼朝 (みなもとよりとも) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 306 118 caractères · 613 écrans

Aozora Bunko

「あれは義朝が殺したというよりも、清盛その他の平家が殺させたのだ。朝議ですでに斬罪と決められた人だから、たとえ義朝が庇っても助かりはせぬ。強いて弓矢にかけてもとなれば、朝議へ弓引く事になる。涙をのんでむしろ子の手で処置するしかなかったのだ」

「いや、何といおうが、最初に上皇へ献策し奉って、合戦の口火を切ったのは、義朝ではないか。敗れて、上皇には讃岐へ流され、父為義も、朝議で死罪を宣告されるような失敗をしながら、何で今日まで――」

「待ち給え」

論議の相手は手をあげて、

「君の云うのは、人道論だ。もっと大処から視てやらねば」

「何をいう、人倫の道を外して、人間のどこに誇るものがある」

「そういえば、義朝は非人道の人間に聞えるが、生涯に瑕瑾もないという事は、今みたいな治乱興亡の劇しい中にある武将には、求めても求められない無理なはなしだ。然らば……大きな声では云えないが、六波羅殿はどうだ」

「君はまた、平家方を誹すのか」

「感情でいうわけではない」

「そう聞える」

周囲は、そこへ笑いを交ぜて、

「もう止せ」

と云ったが、一方の雄弁家はなかなか口を噤まないで、

「いったい義朝という人は一箇の武弁に過ぎないのさ。