Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
Lisez 三国志(七) (さんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.
N1 · avancé · kanji et kana modernes · 371 916 caractères · 744 écrans
「不肖、先帝より孤を託すの遺命をうけ、後主の詔を奉じていまここに来り、はからずも祖業の跡を踏み、将軍の偉魂に会す。思うに天の巡り会わせ給うところと信じる。将軍霊あらば、孔明の不才を扶け、漢朝の末流たるわが三軍の困兵に擁護の力を副え給え」
すると一人のあやしげな老翁が杖にすがって彼方の岩に腰をすえ、丞相これへ来給えと呼んでいる。
「あなたは誰か?」
孔明が問うと、老翁は、
「土地の者です」とのみ答えて――「これから二、三十里ほど谷の奥へ奥へ分け入ると、さらに五峰のふところに万安渓というやや広い谷間がある。そこに人呼んで万安隠者という隠士がおりまする。この人、谷を出でぬこと数十年、庵の裡に一水を持ち、これを安養泉と称えて、四毒にあたれる旅人や土地の人々を救うてきたこと今日まで何千人か分りません。――今、丞相の軍も定めしお困りでしょう。丞相の徳によって、わしどももいささか王化の何たるかを解し、今日生れたかいがあるように思っております。ま、とにかく万安渓へ行ってご覧なさいまし」
いうかと思うと飄として名も告げず、立ち去ってしまった。
「神廟のお告げに相違ない」